■Blog
月間アーカイブ
- 2024年
- 2023年
- 2022年
- 2021年
- 2020年
- 2019年
- 2018年
- 2017年
- 2016年
- 2015年
- 2014年
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
今月のマリアージュはドイツ!
2012/04/17
皆さま 今晩は!
先週土曜日のマリアージュのご報告です。
前菜に、ホワイトアスパラの冷製 レムラードソース添え
残念ながらドイツ産のアスパラは入手できなかったのですが、フランス産とペルー産を使いました。
手前がフランス産です。お値段の違いもありますが、フランス産のほうがアスパラの味わいが深くシャキッとしていました。
ソースはマヨネーズソースをベースにアンチョビのペーストやマスタード・コルニション・ケッパー・数種類のハーヴを使います。
温製の場合は、オランデーズソースがよく使われますが、今回は暑かったので冷製にしました。
アスパラにソースをからめて食べると本当に美味しくて、みなさま幸せ満面の笑みでした。合わせたワインは
Friedrich Becker Silvaner trocken 2010 (Falz) シルヴァーナー 100%です。
爽やかでとてもフルーティ この造り手(フリードリッヒ ベッカー)は『世界一エレガントなワインを造る』がモットーらしく
まさにそういう感じでした。 抜群に相性が良かった。
2皿目は、ドイツといえばソーセージですよね!
手前がドイツ・ミュンヘン産のヴァイス・ヴルスト(白ソーセージ)奥のソーセージは、県産 琉球美ら島手作り工房のソーセージ
ヴァイス・ヴルストは一度沸騰したお湯を火を止めて10分くらい置いておき温めます。食べるときに皮を剥いで食べます。
甘いマスタードをつけて現地では食べますが、今日は2種類のマスタードをご用意しました。
フランス・ディジョン産の粒マスタードとタスマニア産のホット ウイスキー マスタード(粒が大きくてやや甘く後でピリッときます)です。
サンヴァンサンの自家製ザワー・クラウトと一緒に楽しみました。フォークナイフを使ってソーセージの皮を剥いで食べるのは
初めてという方がほとんどでしたが、いい経験ですね!
ワインは、Friedrich Becker petit Rose 2008 (Pfalz) ポルトギーザー50% シュペートブルグンダー40%
メルロとカベルネ・ソヴィニヨンで10% です。ほんのり赤いベリーの香りにミネラルたっぷ、りエレガントだけどフレッシュでフルーティな
辛口ロゼです。
シルヴァーナーと合わせたり、このロゼと合わせたり、マスタードを変えたりとけっこう楽しめました。県産のこのソーセージも美味しかった。
3皿目は
アイスバイン(豚足の前足と後ろ足の両方)をつくって、それをコンフィのように表面をしっかりと香ばしくカリカリに焼いて
アクセントに赤ワインビネガーを使ったソースを少し、もうひとつは県産の島豚を使って軟骨ソーキの赤ワイン煮(ほんの少しブルーベリー風味)
ワインは、Georg Breuer Spätburugunder 2009 (Rheingau)
赤いベリーの果実香にやや複雑さがあり、すっきりとした酸味の後に滑らかさやしなやかさが感じられるミディアム・ボディのワインです。
タンニンは軽めの渋みが続く感じ。。。カリカリのアイスバインにしたのは、東大の焼きテビチを参考に。。。
添えられた県産のじゃが芋もとても、美味しかった!少しローズマリー風味にしました。
デザートは、ドイツで食べたデザートの中から2種類
黒い森のケーキといわれるキルシュ・トルテとローテ・グリッツェ
キルシュ・トルテは、チョコレートのスポンジの中に、チェリーとベリーを使ってお酒はキルシュを使います。
コクのあるチョコレートとベリーのニュアンスのケーキです。しっかりキルシュの風味をいかしています。
ローテ・グリッツェは、赤いチェリーやベリーのフルーツにとろみをつけてバニラソースでいただきます。
今回は、少しバニラソースに変化をつけてヨーグルトのような硬さにして逆に赤いベリーのソースにしてみました。
合わせたワインは、Akzente Dornfelder Mosel Q.b.A. 2010
やや甘口のドルンフェルダーにピッタリと合ってどんどん進む感じ。
今回のワインは、とてもエレガントでフルーティ、どれも美味しくて爽やかでそれぞれの個性が楽しく美味しくいただきました。
春から初夏にかけて喜ばれるワインたちでした。料理もピッタリで美味しかった
来月もお楽しみに。。。