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マリアージュご報告のつづきです・・・
2015/03/29
ロワールの赤の代表品種、カベルネフラン。スパイシーさとししとうの香りが特徴的とよく表現されます。
スパイシーといっても、カベルネソーヴィニヨンやシラーとは違う・・・。そのスパイスのニュアンスが、今回五香粉と合うことを発見!ブラックペッパーではなく、五香粉(ウーシャンフェン)や山椒の方が合うような気がします。ひとくちに「スパイス」といっても、種類は様々ですものね。
レバーの鉄っぽさも、ワインととてもよく合っていました。お肉も豚や牛よりは、鶏肉の方が相性が良いのかな、と思いました。
今回も、ワインとお料理が進む、進む・・・。素晴らしいマリアージュであることの無言の証明です(笑)
最後のデザートは、春なので(?)フルーツをいろいろ。
*Les Caves de la Loire Coteau du Layon Prestige 1990
レ・カーヴ・ド・ラ・ロワール コト―・デュ・レイヨン
苺のロールケーキ、洋梨のソルベ、金柑のコンポートです。
平瀬が用意したのは、コト―・デュ・レイヨン1990年。なんと、25才!某ワイン漫画にも登場したそうです。グレートヴィンテージだそうです。
うっとり見とれるほど美しい、気品溢れる黄金色は、みなさんの心を鷲掴みにしていました。
熟成によって酸味は落ち着いていましたが、まだまだ私はいけるわよ。と言わんばかりの味わいで、フルーティ―な3品とピッタリでした。
個人的に大好きなロワールワイン。お料理もいつも以上に上品な味わいで、みなさまもご満足そうでした!
ロワールワインはこれからの季節にピッタリの爽やかで上品な味わいです。
沖縄の短い春?初夏?を、ロワールワインで楽しんでみてはいかがでしょうか。
来月は4月11日・第二土曜日です。
来月も久し振りにあの地方を♡
ご予約お待ち致しております!
前回中途半端な終わり方ですみませんでした。
以後気をつけます・・・。
今回もパンをたくさんいただきました❤
Kさま、Nさま、ありがとうございました~♡
池宮城
3月のお昼マリアージュはロワールでした。
2015/03/26
今日は自転車で沖縄一周したくなる気持ち良いお天気ですね。(とか言って、体力も必要ですが(笑))
お待たせしました。(待っていて下さいましたか?)
3月のマリアージュのご報告です。
今回は久しぶりにフランスに戻り、春らしさを感じるロワール地方をテーマにしました。
一品目、スモークしたサバとトマトのタルトです。間にオニオンのソテーも挟み、ソースはバルサミコで。
*Crémant de Loire `Quadrille'Extra Brut クレマン・ド・ロワール“カドリーユ”エクストラ・ブリュット
ブドウ品種☆シュナン・ブラン シャルドネ カベルネ・フラン カベルネ・ソーヴィニヨン
合わせたのはクレマン・ド・ロワール。
今回のクレマンは、なんと、4種類のブドウのブレンド。そして、熟成は最低4年、実際にはもっと長い期間瓶内で熟成されているそうです。
鯖だけでは普通?だったかもしれませんが、そこにタルト生地が加わると、あらびっくり!香ばしさがクレマンと見事な調和を生み出しました。きめの細かい泡とコクのある味わいは、カバとシャンパーニュだけじゃないんだよ、スパークリングは!と、大声で叫びたくなる美味しさでした。
お次は海老と帆立を軽くたたいて大葉を和えたものをパンで挟み、こちらも香ばしく焼きました。ソースにはハーブを加えた白ワインソース。
*Sancerre Silex Le Grand Fricambault2013
サンセール・シレックス・ル・グランド・フリカンボー
ブドウ品種☆ソーヴィニヨン・ブラン100%
ハーブといえば・・・ソーヴィニヨン・ブラン!今回はサンセールをご用意。ソーヴィニヨン・ブランのなかでも、ロワールの上品さは格別!だと思っております。優しいハーブのニュアンスが、爽やかで上品なサンセールにピッタリ。ワインのミネラル感と海老・帆立の相性もばっちり。優雅な庭園でのガーデンウェディングのような、なんとも美しいマリアージュでした。
メインディッシュは県産鶏肉のコンフィ、ハツ、レバー、砂肝のソテーと茸のヴィネガーマリネ、最後に上に温泉卵を添えました。ソースは赤ワインソース。仕上げに五香粉をひとふり。
*Saumur Champigny Le Liziéres2011
ブドウ品種☆カベルネ・フラン100%
ワインはカベルネフラン、ソーミュール・シャンピ二―。
ソムリエ協会・セミナーのお知らせ
2015/03/21
お久しぶりでございます。
今月は、皆さまから愛情たっぷりの差し入れを頂くことが多く、幸せすぎて、食べ過ぎて、ブログのことをすっかり忘れてしまっていた・・・わけではありませんが、手より口をもぐもぐ動かしている方が多かったのは事実です。スミマセン。仕事と脂肪がたまって大変ですが、幸せです(笑)
さて、4月6日月曜日は、ソムリエ協会の第2回セミナーがございます。
今回のテーマは
「一日でわかるイタリアワイン」
なんて素敵なのでしょう!
資格試験勉強の際には一応20州の位置も覚えましたが、今や、DOCやDOCGはもう完全に忘れてしまい、ブドウ品種や料理とのマリアージュも教本なしでは自信が無いという、平瀬に向ける顔がない私には、ピッタリのセミナーでございます。
講師は、1年の3分の1をイタリアで過ごし、イタリアのワインと食についての執筆活動をなさっている、
宮嶋 勲 氏をお迎えします。
宮嶋氏は、本の出版はもちろん、BSフジ「イタリア極上ワイン紀行」という番組を企画・監修・出演なさっています。
セミナーもわかりやすく、とても面白いと評判のようです。
今回の会場は、少しドライブ♪して、恩納村まで。
*4月6日・月曜
*14時30分~16時30分(受付14時から)
*リザンシーパークホテル谷茶ベイ
*ソムリエ協会会員・無料
*一般・5,000円
お問い合わせはサン.ヴァンサンまで。
一日でイタリア人になれちゃう~!(ちょっと違いますね・・・)
池宮城
今年のくま
2015/03/13
ホワイトデーが近付くと、うちには毎年「くま」がやって来ます。
今年もいただきました♡
3ひき目です。
サン.ヴァンサンの隠れ?アイドル。
今年は白い子です。きゃー。かわいい。。。
背中にハートを背負っています❤
足の裏にはヴィンテージ?が。
くま「会いに来てね♡」
おしゃれ番長Tさま、ありがとうございます!!!!!
池宮城
ホワイトデー スペシャルディナーのメニューです
2015/03/11
先日お伝えしました通り、明日12日・木曜から14日・土曜までの3日間、
ホワイトデースペシャルディナーをご用意いたします。
♡ホワイトデー・スペシャルディナー♡ お一人様6,500円(税込)
*苺とトマトのスープ仕立て フォアグラのムースを添えて
*ホワイトアスパラを2種の調理法で(マリネとフリット)
*蛤のスープ、ロワイヤル仕立て
*海の幸のスフレ 白ワインソース
*和牛みすじのロースト トリュフ風味の塩とタプナードソースを添えて
*ホワイトデー特製パンケーキ ココナッツのソース
ホワイトデーとしてでなくても、美味しいものが食べたい!それだけの理由でも、是非!
お待ち致しております☆
池宮城
素敵な贈り物
2015/03/05
先月、当店でテーブルマナーのお勉強をした小さなお客様から、とてもすてきなプレゼントが届きました。
心のこもった、手作りカードです。(カードと言っても、A3サイズです)
英会話を学んでいるだけあって、「ありがとう」ではなく、「THANK YOU SO MUCH」。
おー、さすが!
みんな、ありがとうー!!
池宮城
土曜日が楽しみ♡
2015/03/04
今週の土曜のお昼は、毎月恒例「マリアージュ会」です。
昨日、そのマリアージュ会でお出しするワインが到着しました。
・・・!
お・い・し・そ・う♡
毎回、もちろん美味しいのですが・・・
今回は、その中でも期待大!です。
ボトルを見ただけで、興奮気味。
しかも、デザートワインには、あのワインを開けちゃうそうです。
まれに、平瀬は突然
「え?開けちゃうんですか!?」
と、つい口に出してしまうようなワインを、ポン!と開けちゃいます。
「いいの。みなさんのため。たまにはこういうのも飲まなきゃ。勉強になるでしょ?」
と、あっさり。
うーん。太っ腹。
あー、早く飲みたい♡
まだお席はございますので、ぜひ、この機会をお見逃しなく!!
3月7日・土曜日 12時から
お料理+ワイン 6,000円(税込)
でございます。
お電話、お待ち致しております☆
池宮城
白い・・・
2015/03/04
フランスより、フレッシュのホワイトアスパラが入荷いたしました。
非常に大きいです!
なんと、太さ2~2・5センチ、長さ25センチ!
1本でお腹いっぱいになりそう・・・
フレッシュですので、お早めにお越しくださーい!
池宮城
ステキなマリアージュでした
2015/03/01
先週月曜日のドイツマリアージュのご報告です。
皆さま、ドイツワインにどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「ドイツ・・・甘いよね・・・」
と、思ってらっしゃる方が多いようです。
もちろん、甘口もございます。
しかし実は、約65%が辛口・中辛口、残りの約35%が甘口となっております。
白ワインが有名ですが、実は赤ワインも上質な辛口が、近年世界的に高く評価されています。
今回は、ドイツワインの美味しさ・再発見!をサブテーマに、様々なワインとお料理をご用意いたしました。
一品目
野菜とサーモン、帆立のテリーヌ。お野菜は、菜の花、パプリカ、アスパラ、茄子・・・色合いも美しく、春らしい一皿となりました。
合わせたワインは、ドイツのスパークリングワイン、ゼクト。
① フュルスト・フォン・メッテルニヒ リースリング トロッケン *リースリング100%
リースリングの華やかでフルーティ―な味わいがぴったりでした。
二品目
ホワイトアスパラガス ベアルネーズソース。ドイツはホワイトアスパラガスが有名で、その産地でもあるフランケンのシルヴァーナーと合わせました。(ですが、今回のアスパラは、フランス産でした・・・すみません。)
同じ産地同士の組み合わせが合うのは定石ですから、もう、間違いありません。(と言って、フランス産じゃないか!と、突っ込まないでください・・・)シルヴァーナーのグリーン系のフルーティ―さ、フレッシュでドライな味わいは、これからの季節、ますます美味しく感じられます!
②ゾンメラッヒャー・カッツェンコップ 2013 *シルヴァーナー フランケン地方
三品目
お次もドイツ料理の定番、アイスヴァインとザワークラウト。今回のお料理の中で、お客様からの人気が圧倒的に高かった一品です。食べたことがある方も、「こんな上品なアイスヴァインは初めて!」とお褒めいただきました。試食が足りなかった池宮城はちょっと不満ですが(笑)
豚肉のお料理に合わせたのは、白ワイン。こちらは、白でもふくよかな味わいのグラウブルグンダー(別名・ピノ・グリ)。しっかりとした味わいなので、お肉と合わせてもワインが負けることなく、お互いを引き立てていました。
③ピーロートエステイト・グラウブルグンダー トロッケン ナーエ地方
四品目
メインディッシュは、蝦夷鹿のモモ肉とロースのローストです。ドイツのお肉料理の付け合わせの定番、じゃが芋団子を添えました。当初、お肉は煮込の予定でしたが、蝦夷鹿がとても上質だったため、ローストして味わっていただきました。
ワインはシュペートブルグンダー(別名・ピノ・ノワール)。今回の予告編で、ドイツワインは「お育ちの良いお嬢様」のような雰囲気の、エレガントなワイン・・・というふうにご紹介したかと思います。私も初めは、繊細な、上品な味わいのシュペートブルグンダーを楽しみにしておりました。
し・か・し。メインディッシュは、蝦夷鹿。赤ワインも、ブラインドならピノと当てられないであろう、濃い色調の獣の香りのする、しっかりとした、そして熟成した赤ワインでした。ドイツでも南の地方、バーデンで造られたこのワインは、なんとアルコール14%も!力強さとやさしさのバランスが取れた味わいでした。
今回のドイツワインの中で、赤が一番人気でした。
④ファッフェンヴァイラ― 2004 *シュペートブルグンダー バーデン地方
(お料理撮り忘れてしまいました。申し訳ありません)
デザート・・・の前に、チーズです。
ドイツは酪農国で、チーズも多く食べられています。
・・・が、しかし、他のヨーロッパと違い、「これがドイツのチーズだよ!」と、アピールするようなものがほとんど見当たりませんでした。
日本に輸入されているものも多くなく、今までのマリアージュの中で一番種類が少ない地域でした・・・。
その中から、
1:カンボゾーラ(カマンベールとゴルゴンゾーラを足したようなチーズです。まろやかで食べやすいブルーチーズ)
2:ビアケーゼ(まわりを黒ビールで洗ったセミハード?タイプ。ビールの味は濃くなく、マイルドでした)
3:ケーゼレベレンマウンテンハーブ(ローズマリー、オレガノ、バジル、タイムなどが入った、こちらもセミハード?タイプ)
どれもマイルドで食べやすく、パンにハムと一緒に挟んで食べたり、サラダと一緒に食べたいチーズでした。
(こちらも撮り忘れてしまい、申し訳ありません)
デザート
ダークチェリーパイにバニラアイスを添えて。
デザートワインは・・・
ドイツの甘口と言えば、アイスワイン!
ブドウを樹についたまま放置し、ブドウが氷結するのを待って収穫、大急ぎで搾った果汁で造ったワインです。
充分な糖度と酸味のバランスが素晴らしく、エレガント。
お値段なんと・・・375mlで・・・福沢諭吉さん×1枚!
⑤ドクター・ローゼン アイスワイン 2012 *リースリング モーゼル地方
こういうワインを味わえるのが、この夜のマリアージュ会の良さですね!
お手頃で美味しいワインもたくさんありますが、少しお値段が張るワインを味わうと、やはり、香りや味わい、余韻の長さの違いがわかります。
甘いデザートに合わせても負けない、崩れない、バランスと味わい。見事でした。
どれも上品でエレガント、すてきな味わいのドイツワインたちでした。
次回は5月25日・月曜日 テーマは「RIESLING リースリング」です。
今回は一つの品種にスポットを当て、様々な国のリースリングを楽しみたいと思います。
次回もどうぞお楽しみに☆
池宮城